大坂から大阪という地名に変更された理由(由来)

大坂から大阪という地名に変更された理由(由来)

大阪という名前の由来を御存知でしょうか?今回は大阪に関するうんちくです。

大阪は元々小坂という地名でした。蓮如上人が石山御坊を建立した時、縁起を担いで大坂という名前に改称されました。

明治維新が起こり、江戸は東京と改称されて日本の首都となりました。このとき大坂は衰退の一途をだどっていました。そんなとき人々は口々にこう言いました。
「『大坂』という字がいけないんだ。『大坂』の『坂』が『土に返る』を意味しているからだ」

こういった文句が広まったため、「大坂」の「坂」を「盛ん、多い」の意味を持つ「阪」に変えて、現在の「大阪」となったのです。変えられた当初は大阪と大坂が混在してかなり混乱しましたが、やがて明治10年になるとこの混乱も収まり、晴れて「大坂」は「大阪」へとい変身を遂げたのでした。

ちなみに牛肉の松阪牛も、この例に倣って松坂から松阪へと変わりました。