日の丸の由来・意味・起源
日本の国旗である日の丸は元はお守りでした。これは奈良時代に文武天皇が、朝廷の儀式に使うために、丸い金の地に赤で八咫烏を書いた日像を作ったのがルーツになっています。
この日像はだんだん簡略化され、やがて赤い丸さえ描けば神聖な神の使いのシンボルであり、守り神となると信じられました。このため戦国時代には武将たちが自分の旗印にあしらうということがよくありました。
これが海外から日本の国旗として認識されたのは1863年の薩英戦争です。薩摩の艦隊がお守りとして日の丸の旗を掲げたところ、英国艦隊はこれを日本の国旗だと受け取ったのです。
それ以来、なんとなく国旗扱いされていましたが、正式に国旗となったのは1870年に商船規則として寸法や日の丸の大きさを定めてからでした。