アカトンボという名前の由来
トンボといえば?と言われれば、「アカトンボ」と答える人も多いことでしょう。オニヤンマやシオカラトンボなどのトンボもいますが、アカトンボを答える人は多いと思います。
しかし、実は「アカトンボ」という名のトンボはいません。アカトンボというのは一つの種類を表す名前ではなくて、秋になると赤くなるトンボ、つまりアカトンボといいます。
アキアカネは夏の暑い時期には高原や夏山などの避暑地で過ごしており、8月の終り頃になると産卵のために人里の降りてきます。夏休みの終わりごろになるとトンボが多くなるのはこのためです。
初めは黄色なのですが、秋が近付くと赤色に変色する、つまりアキになるとアカネ色に変色するため「アキアカネ」と呼ばれるのです。