1gの重さの基準は水
水200ccのカップに砂糖を入れると120グラム、塩なら240グラム、水なら200グラム等と変動しますが、これは1グラムという重さが水を基準に定められたことによります。
1グラムの重さが定められたのは1791年のことでした。メートル法が国際基準として採用されるに際して、水1000立方センチメートルすなわち水1リットルを1キログラムとすることに定め、この1000分の1の重さを1グラムとしたのです。
1グラムではなく1キログラムを基準の用いたのは、1グラムでは軽すぎるために基準となる原器を作れなかったためです。
ちなみに「グラム」という単位は、ギリシャ語で「小さな重り石」を意味する「グラメ」に由来しています。