死亡推定年齢の割り出し方(算出方法)

死亡推定年齢の割り出し方(算出方法)

身元不明の白骨死体が誰のものか分かったり、死亡推定年齢がわかったりしますが、これはどのようにして判断しているのでしょうか。

これを判断する第一のポイントは、骨が成長段階にあるかどうかです。人間の骨は乳幼児の頃は軟骨であり、それが年齢と共に骨化していくのです。そして骨化は20歳前後でとまります。このため、白骨死体がまだ成長期の最中であったならば推定年齢は20歳以下とわかります。それから骨の大きさなどでおよその年齢を算出しています。

また、老人の骨は骨密度が低いのである程度まで推測する事が出来ます。

難しいのは完全に骨化している30代や40代の場合です。この場合には前後10歳くらいの幅でしか年齢を絞れないと言われています。

歯が決め手になることが多いです。歯医者のカルテに、本人と同じ歯型が残っていればすぐに身元を割り出すことが出来ます。