100度のサウナでも火傷をしない理由

100度のサウナでも火傷をしない理由

100度のお湯に入るとどうなるでしょうか?言うまでもなく大やけどです。人間は80度以上のお湯に入ると火傷をするのですから当然のことです。

しかし不思議なことがあります。サウナです。サウナは100度でも暑いですが平気で入っていられます。これはなぜでしょうか。

理由は二つあります。一つは水と空気の熱伝導性の違いです。水は空気の25〜26倍の熱伝導性を持っています。このため、100度のお湯に入るとたちまち大やけどをしますが、空気の場合には数百度でも火傷をしないのです。

もう一つの理由は、サウナに入っていると大量に汗をかくことです。サウナで汗をかくと、そのあせはすぐに蒸発していきます。そして、蒸発の際に皮膚の表面の熱を奪って蒸発していきます。そして蒸発した時に皮膚の表面には冷たい空気の層ができ、これが皮膚を守ってくれるのです。