なぜ?マイナス273℃以下がない理由
科学の世界では絶対零度というものがあり、それが地球上でもっとも低い温度であるとされています。マイナス273度が絶対零度です。なぜマイナス273度なのでしょうか。
絶対零度はイギリスの科学者ケルビンが考え出したものですが、ケルビンはシャルルの法則から絶対零度を推測したのでした。シャルルの法則とは「温度が1度上下するにつき、気体の体積は0度のときよりも273分の1減少する」というものです。このことからケルビンは「マイナス273度になれば、体積はゼロになってしまうからそれ以上は温度が下がらない」と推測したのです。
後にこの仮説は正しかったことが証明され、絶対零度を表示する時にはケルビンの頭文字を当ててKと表示するようになりました。