失業率の計算方法

失業率の計算方法

続く不景気によって、失業率は最悪ともいわれる昨今ですが、失業率はどのように計算しているのでしょうか。これは意外とアナログな方法で計算されています。

これは総務省が2000人のアルバイト調査員を雇って調査されています。この調査員たちが全国各地を歩き、聞き取り調査をして失業率を算出しています。

調査は、毎月末の一週間に、全国で無作為に選ばれた15歳以上の10万人を対象に実施されます。15歳以上と設定されている理由は、日本では義務教育を終えた15歳以上の人口を労働人口と見なしているからです。また、対象となる10万人という人数は、全労働人口の約100分の1にあたる数字となっています。

調査内容は「積極的に職探しをしたいかどうか」「月末の1週間のうち1時間でも働いたかどうか」の2点となっています。調査の結果、「積極的に職探しをしたいにも関わらず、月末1週間のうち1時間も働いていない人」を失業者としてカウントし、調査結果から失業率を割り出しています。