ピグミー族の音楽は美しいアカペラ
アフリカの部族は、独自の楽器で音を奏でて踊りながら歌います。キャンプファイアーを囲んで村の人々が踊るシーンはだれでも容易に想像がつくでしょう。
しかし、アフリカの部族には楽器を持たない部族もあります。ピグミー族です。彼らはアカペラ、つまり伴奏のない合唱を得意とし、自分たちの声だけで音楽を作ったのでした。
ピグミー族のアカペラは、それは大変美しいものでした。古代ギリシャ人などはピグミー族の人々をギリシャに呼び寄せて、美しい歌声に効き惚れたと言うから、その美しさは想像に難くありません。
当時のヨーロッパには合唱という歌唱方法は存在しなかったのです。このため、現在に伝わる合唱という歌唱方法は、ピグミー族がルーツと言われています。