浦島太郎はその後、仙人になった?

浦島太郎はその後、仙人になった?

浦島太郎は日本人なら誰でも知っている昔話です。竜宮城で大いに遊び、地上に戻った浦島太郎は、竜宮城でもらった玉手箱を開けたとたんに煙に包まれ、白髪頭の老人になりました。竜宮城で遊んでいる間に地上では700年が経過していたからです。

ところが、浦島太郎の話はここで終っています。その後どうなったかは書かれていません。この続きは浦島太郎には書かれていないものの、「御伽草子」には浦島太郎のその後が書かれています。

浦島太郎は鶴に変身して空へ飛び立ち、中国の伝説の山である蓬莱山に行きました。そして蓬莱山で仙人になり、亀と添い遂げたと書かれています。その亀は竜宮城で一緒に遊んで暮らした乙姫の化身であるとされます。

また、民間の伝承では、この後に浦島太郎は丹後の国に再び戻り、亀と共に夫婦明神となったという話もあります。