焼き鳥屋はガード下というイメージがあるがなぜか?
ガード下の屋台と言えば、まず思い浮かべるのは焼き鳥屋でしょう。一昔前の漫画などを読むと、ガード下で焼き鳥をたべながら日本酒を飲むサラリーマンの姿などが見られます。今でこそ焼き鳥を専門に扱った居酒屋もあり、専門でないまでも多くの居酒屋の定番メニューになっていますが、かつて焼き鳥は小料理屋や居酒屋のメニューにはないものでした。
焼き鳥が登場したのは、戦後の焼け跡に誕生した闇市でした。闇市でできた屋台が焼き鳥の始まりだったのです。焼け跡の中の屋台だった焼き鳥屋が、鉄道が高架になってからはガード下に屋台を移して営業するようになりました。そのことからガード下に営業する焼き鳥屋台が増え、サラリーマンたちの憩いの場となったのです。