ロープウェイのロープの張り方
ロープウェイは山から山へと金属ロープによって繋がれていますが、いったいこの金属ロープはどのようにして張られたのでしょうか。
1960年に完成した箱根ロープウェイは世界第二位の長さを誇る長大なものですが、このロープウェイに金属ロープが張られた際には以下のような方法がとられました。
まず、作業部隊はマニラ麻で作ったロープをもって山に入り、そのロープを滑車にかけながら頂上まで登ります。頂上に達した時点で、ロープウェイの通り道が一本のロープで繋がれたことになります。続いてこのマニラ麻のロープと太めのロープをつなぎ、動力で巻き挙げます。そして最後に太めのロープと金属ロープをつないで動力で巻きあげると、ゴンドラを吊るすための金属ロープがしっかりと張ることが出来たのです。