水族館の水槽の大きな岩の運び方
水族館の水槽の中には大きな岩がありますが、あのような岩をいったいどのようにして持ってくるのだろうかと疑問に思ったことはありませんか?これは、本物の岩ではなく擬岩です。使われている素材はFRPと言われる硬質プラスチックであったり、GRCと呼ばれるガラス繊維で補強したコンクリートなどです。
FRPの場合には、工場で適当な大きさに切ったあとに現場でそれを組み立てます。狭い水槽に奥行きを出したり、海中さながらの雰囲気を出さなければならないので非常にセンスが問われるといいます。
FRPはプラスチックですがGRCはコンクリートなので、よりリアルにするためにはGRCが使われます。ただしGRCは重く、FRPと比べると作業に大きな手間がかかるのが難点となっています。