なぜ?お正月にお餅を食べる理由と由来
日本人は、普段はそれほど餅を食べる事はありませんが、一年の間で正月の期間だけは、ここぞとばかりに餅をたくさん食べます。これはなぜでしょうか。
そもそも稲作が伝わった当初は、うるち米ではなくもち米から始まりました。はじめもち米が栽培されていましたが、後にうるち米が伝わると、うるち米の方が日本の気候と風土に合っていたため、あっという間にうるち米ばかりが栽培されるようになりました。
しかし、餅は多くの米が一つにくっついて作られていることから、米という霊的な食物の力が凝縮されたものとして尊ばれていました。このためめでたい日には餅が食べられるようになりました。
餅は食べる時に伸びます。これが寿命も延びるということにかけられ、おめでたい食べ物として尊重されるようになったのです。