ヘビの胴体と尻尾の境界線
ヘビは上から見ると、どこまでが胴体でどこまでは尻尾かよくわかりません。しかし、実際には明確な境界があります。一般的な動物の胴体と尻尾の境は、「肛門から前が胴体であり、肛門から後ろが尻尾」という事が出来ます。しかしヘビの場合には肛門がどこにあるのか分かりにくいものです。
ヘビの体を裏返しにすると、これらの問題は一気に解消します。つまり、ヘビの腹は、頭の部分から横幅の広い一枚の鱗が縦に連なっています。しかし、尻尾側に近づくと、やがて鱗が左右に二列ならんだように分かれます。この二列に分かれる初めの部分に、ヘビの肛門があります。
つまり、ヘビの胴体は鱗が一枚の部分であり、尻尾は鱗が二列に並んでいる部分であることが分かります。