深海魚が発光器を持つ理由
深海魚には自ら発光するタイプの魚がいます。これらの魚が発光するのにはいくつかのわけがあります。
ひとつは、捕食のために光る場合です。エサとなる魚を引き寄せるために発光するのです。
光をコミュニケーションに利用する魚もいます。魚が群れで行動するためには仲間の姿を確認する必要がありますが、深海には太陽光が届かないため、そのままでは視認する事は出来ません。そこで自ら発光する事で仲間と位置を確認し合うのです。
また、カウンターイルミネーションという働きのために発光する魚もいます。深海にも薄く太陽光が届く場合があり、このとき敵に見つかって食べられてしまわないよう、深海に届いた光と同程度の光を放つことで自分の陰を消すのです。
このほか、敵の目をくらませるために、強い光を出す魚もいます。