ハブVSマングース、実は天敵ではない沖縄の生物
ハブとマングースの決闘というのは沖縄観光の目玉ですが、彼らは本当に仇敵同士なのでしょうか。答えはノー。彼らは同じ囲いに入れられて、仕方なく闘っているだけです、夜行性のハブは暑さに弱く、昼間に行われるショーでは圧倒的に不利であり、簡単にやられてしまいます。
なぜこの決闘が目玉になったのかというと、理由があります。明治時代、ハブにかまれて死亡する事故が多数起こったため、政府は何とかならないものかと苦心しました。あるときハブ駆除を研究していた生物学者がコブラとマングースの闘いに目をつけ、マングースを輸入して那覇市を中心に離したのでした。しかしマングースとハブはお互いに一向に闘う気配はなく、それどころかマングースは鶏やアヒルを捕食しながら数を増やして行き、いまではマングースが駆除の対象となっています。