タツノオトシゴはオスが出産する?
タツノオトシゴはオスが子どもを産むと言う事を御存知でしょうか?
タツノオトシゴのオスは、成熟してくると、ホルモンの働きによって腹部に育児嚢ができます。そこへメスが交尾のような形で絡みつき、40〜50個の卵をうみつけるのです。この産みつける行為は2時間くらいかけて行われます。
オスの育児嚢は海綿状になっており、メスの産みつける卵をしっかりと受け止めます。そして10日間をかけて育児嚢の中で卵を孵化させ、腹部を岩などにこすりつけて子どもを押しだします。一度に2〜3匹を産みますが、途中で体力が持たずに死んでしまう事もあるそうです。
このタツノオトシゴの行為を担いで、タツノオトシゴを番(つがい)で袋に入れて、女性が安産のお守りとする地方もあります。