電気ウナギが発電する仕組み
電気ウナギは自分の体から非常に強い電気を流します。電気ウナギの体の後部には発電細胞があります。この発電細胞のひとつひとつが作り出す電圧は0.15ボルトであり、発電細胞には4000〜5500個あるため、600ボルト以上もの電圧を作ることが出来るのです。最高電圧は860ボルトに達する事もあります。
このように高電圧を放電する電気ウナギですが、水自体が絶縁体であるため、放電した瞬間に400〜500ボルトにダウンします。しかしこれでも高電圧ですね。こんな高い電気の流れる水の中にいて電気ウナギ自身は少ししか感電しません。これは何故かと言うと、電気ウナギの発電細胞が脂肪によって絶縁されていること、電気ウナギの皮が他のウナギよりも分厚いことなどによって、500ボルト近い高電圧にさらされても少ししか感電しません。
ということは少しは感電すると言う事です。実際放電している時、電気ウナギは感電して小刻みに震えています。