渡り鳥のように海を渡るチョウはどこで休憩する?
チョウの中には、渡り鳥のように海を渡るものがいます。たとえば冬の寒さをしのぐために北米大陸から南米大陸へとはるばる飛んでくるオオカバマダラなどはいい例でしょう。
チョウが長距離を飛ぶのと、渡り鳥が長距離を飛ぶのではワケが違います。チョウはあのような小さな体でよくも何百、何千キロという距離を飛ぶものだと感心しますが、チョウは途中で休憩をとりながら長距離を移動します。
海上を飛んでいる時に船があれば、その船に止まって休憩しますし、漂流物があればそれにとまって休息をします。何もなければ、なんと海の上に漂って休みます。チョウの羽はリンプンで覆われているため、水をはじきます。これによって、水にただよって休むことが出来るのです。