トリガイの名前の由来と語源

トリガイの名前の由来と語源

トリガイという貝があります。寿司のネタになったりする貝で、漢字で書くとそのまま「鳥貝」と書きます。中国語でも「鳥蛤」と書くので似たようなものです。

なぜ貝なのに鳥という名がつけられたのかと言うと、それはトリガイの味が鶏肉によく似ているからです。新鮮なトリガイを食べると、肉質は柔らかく、甘味があり、歯ごたえや味が鶏肉に非常によく似ています。このため「鶏肉のような貝」という意味で「鳥貝」と名付けられたのです。

貝類の多くは冬が旬ですが、トリガイは珍しく4〜5月が旬となっています。この時期に旬のトリガイを、新鮮な状態で食べてみてください。名前の由来が良く分かり、おいしさもひとしおだと思います。