太刀魚には鱗がなく、銀色の膜で覆われている
太刀魚には鱗がなく、グアニン箔という銀色の膜で覆われています。太刀魚の表皮を溶かして再結晶させると、魚鱗箔というものが出来ますが、これをネイルカラーにまぜると、パールのような上品な光沢のネイルカラーが出来ます。このため、魚鱗箔は「天然パールエッセンス」などと呼ばれています。
最近では細かい雲母にチタンをコーティングした合成品が使われることが多くなりましたが、これは天然パールエッセンスに比べてギラギラとした輝きになります。
また、グアニン箔は模造真珠の材料にもなります。本物の真珠はアコヤガイを使って長い時間と共に作られるため非常に高価ですが、模造真珠はセルロイドを熱して溶かしたものとグアニン箔とを混ぜて作るため、とても簡単に作ることができ、価格も安価です。