働き蜂のオスは働かない!働いているのはみんなメス
蜂の巣には女王蜂と働き蜂とオス蜂がいます。働き蜂はこのうち99%を占め、これは全てメスの蜂です。
働き蜂の一生は働きっぱなしです。羽化から三日は巣の清掃、二週間まではローヤルゼリーを女王蜂に与え、幼虫の面倒をみる調理と育児、その後一週間は貯蔵作業に従事します。そしてそれからようやく蜜集めのために外に出ていきます。10日間くらい蜜集めに従事し、約1ヶ月の生を全うします。
この間オスは何をしているのかと言うと、何もしていません。メスから餌をもらって過ごします。
繁殖期になると女王が外に出て、猛スピードで外を飛ぶと、オスたちはこれを必死で追いかけます。そして女王に追いつける強いオスだけ女王との交尾を許されます。いわば、強い遺伝子を残すための保存本能なのです。
女王に追いつけなかったオスには帰る場所はなくなり、死を迎えます。