魚の視力
魚にも目玉があります。目玉の周りの部分を好んで食べる人もいますが、はたして魚はこの目でどれほどのものを見ることが出来るのでしょうか。結論から言えば、陸上の生物に比べると非常に視力は弱くなっています。
なぜならば、海や川の水はいつも澄んでいるわけではないため見通しが非常に悪く、遠くまで見渡すことが難しいためです。遠くが見えないため、視力が発達する事はなかったのです。さらに、光が届く距離には限界があるため、水深が深くなるにつれて海の中は暗くなります。このため、深いところに住んでいる魚であればある程視力は弱くなり、深海魚ともなればほとんど視力はありません。また、夜行性の魚も暗い中で活動するため物を視力によって識別する必要がないため、ほとんど視力がありません。