海で泳いでいるといきなり水温の冷たい場所がある
海水浴をしているとき、あるところを境にして、急に海水が冷たく感じられることがあります。おなじ海水なのに不思議に思ったことがある人も多いことでしょう。
これは、暖かい海水と冷たい海水とでは海水の質が大きく違うことによって起こる現象です。まず、岸に近いところの水は、潮の流れが緩やかであるため、太陽に温められて水温が上がっています。また、川の水が流れ込んでいるため塩分濃度が低くなっています。
一方、沖の水は冷たく、さらに塩分濃度が高くなっています。このため岸近くの水と沖の水は密度が違うため、なかなか混ざらないのです。このため境目が生じ、境目を越したとたんに水が冷たいと感じることになるのです。
水温の境目に行き冷たい水に入った瞬間には、筋肉が収縮するため足が吊りやすくなっているので注意が必要です。