山岳事故・遭難の救助費用は50〜100万円

山岳事故・遭難の救助費用は50〜100万円

冬山で遭難者がでた、などというニュースを見かけることがあります。遭難者や遭難者の遺体の捜索には、まず警察や自衛隊が出動します。警察や自衛隊は人件費、ヘリコプターの燃料代などが税金で賄われているため、費用はかかりません。

しかし、警察や自衛隊は人員が限られているもので、捜索が難航する場合があります。このような時には、民間の捜索隊に協力を依頼しますが、これはタダではありません。

民間のヘリは1時間当たり50〜100万円の費用がかかりますし、救助に出動する人員の日当も、夏山で3万円、冬山で4〜5万円がかかります。このほか、救助隊の保険料、装備品などの費用もかかります。無線連絡などで遭難場所が特定できる場合でさえ、100万円以上の費用がかかることがざらにあるのです。