山の「合目」は標高や頂上までの距離とは関係ない
山の登山道では途中途中で「○合目」という表示があります。昇るにつれて1合目、2合目・・・と数字は大きくなっていきます。そして5合目にいたると、そこが丁度山の半分だと考えている人が多いのですが、実際には5合目は半分を表しているのではありません。「○合目」という表示は山の標高や距離とは全く関係ないのです。実際、富士山の登山道の入り口の一つである吉田口は、「1合目」であるにもかかわらず標高は1525メートルもあります。
ではこの数字は何を示しているのかというと、それは「山の難易度」です。多くの山は山頂に近付くにつれて傾斜が急になったり、道がわるくなるものです。つまり「○合目」の数値が増えるにつれて、心して登らなければならないと言う事です。